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カラダの問題点の探し方(続き)

神経系の問題について
 以前のブログでは、SFMAのついての流れで書いていきましたが、その中の問題の一つとして神経系(モーターコントロール)がありました。それについてどうやっていくかは個人差ありますが、個人的に受けたことのあるセミナー内容を活用すると、その動作のに関与する筋が促通されているか抑制されているかをテストしていきます。
テクニック的には、NKTかPRIというものにも関連が強いと感じています(それぞれのテクニックは、別途時間あれば書いていきます)。少しだけ説明すると、
 NKTでは、肩であれば肩に関連する筋肉を促通か抑制かの筋を見つけるテクニックです。その後、各自のテクニックで促進されている筋にリリースをかけて、抑制されている筋はアクティブにさせていくという感じです。
 

PRIは、内臓の位置や横隔膜など、もともと人間の構造的に左右差があり、典型的な動作のクセになりやすいパターンになっているかどうかから入ります。その際に、同じように促通されている筋や抑制されている筋に対して、修正エクササイズを処方していく考え方です。
 神経系が悪くて、組織に問題が出てくる方もいますし、組織が問題があって神経系が悪い場合もありますが、SFMA的には、モビリティーファーストということで、組織の処置を最初になるようにチャートではなっています。
最終的な動作習得とは
 基本的には、エクササイズ処方後パターンが戻ってないかで運動強度を決めますが、PRIではよくONとOFF、どっちもできる状態を良しとしています。右荷重が悪いわけではなく、右も左もできる。どちらもできて、そのときの最適なものが選択できるようにすることが重要とのことです。私もその考えに合わせていますので、全ての動作ができるようになるというのが、究極のゴールかとは思います。
 また、パワープレート研修のの監修になったグレイインスティテュート(GI)では、上肢・下肢と3面の動きの組み合わせ動作を行ないます(極論、ニーインもニーアウトも全部やるという感じ)。スタンスのタイプやレンジなどのアレンジも多く、全て行うとかなり時間がかかります(PP+GIで短時間にしても種類は多く感じます、、)。様々な動作の刺激が入ることで得られるインプット量は非常に高いと感じますが、顧客にとってどの処方が優先度が高い

かを選択していく必要はあるということで、SFMAに限らず、ある程度テストと基準を基にした方が良いと思います。
 なお、神経系の話の延長として、ベンコーマック痛みのセミナーで、レッグカール動作において、健康な人を対象にした時に筋肉の発火パターンは常に一定ではないという論文があると話していました。先日のセミナー(世界のTK)でも、物を持ち上げる際の背面の発火パターンは毎回異なるという論文も出ているとのこと。人は疲労や動作パターンで、“無意識的に最適な反応ができること=健康”なのかもしれません。。まだまだ、パフォーマンス・動作・発火パターン・痛みの関係性については分からないところも多いですが、活動しない機能は衰えるということで、抑制されている筋へのアプローチは必須かと思います。なので一つの綺麗な動作や姿勢のためのエクササイズではなく、脳の選択肢が増えるエクササイズの処方を考えることも重要と考えます。
まとめ
いつもまとまりよくかけてないですが、関節や軟部組織の問題は別として、、
・綺麗な動作というより促通or抑制された筋を調べよう
・抑制された筋にアプローチしよう
ということで、調べたくなった方はLightにお越しください。