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体幹と呼吸について

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本日は体幹と呼吸についての話。先日の続きになります。

体幹について、いろんな考え方がありますが、結論、Lightとしては、肋骨が上がらないように維持して(ZOAを維持する)全方位に腹圧を高めるのが理想という事にしています。

まず、体幹をどうするのが良いか、、、は固めればいいのか、凹ませ(ドローイン)ればいいのか、膨らませればいいのか、シックスパック作らなきゃいけないのか。などなど、その方の目的にもよりますが、他の種目と同様に「全てできる」が理想です。どれが良いとか悪いとかではないかと思います。どの機能が使えていて、どこの機能が使えていないか。ということを考えます。

まず、体幹のトレーニングは2種に分けます。

⑴強化・肥大

 例) シックスパックを際立たせて行くような腹部の強化する場合

⑵安定性

 バランスを保ったり手足と一緒に働かせたりする、軸としての働きを求める場合

⑴は例でいうと体を丸めるような動きです。体幹部がメインとなって丸まったり反ったりするようなエクササイズなので、体幹部の筋肉を縮める動きを行いますので、イメージはつきやすいかと思います。

⑵は複数の部位を一緒に注力するので、動きは少なく安定させるような使い方になることが多いです。ここで重要になるのが腹圧です。先日話した呼吸の際に拡張しにくいところがあるともお話しましたが、そこに空気を入れていかないといけません。理想は前後、左右、上下と全体的に空気が入り膨らむことが望ましいとされます。炭酸水のペットボトルのように

均一に強度が安定しますが、一部凹んでいると強度は弱くなります。手足など一緒に働く場合は力の伝わりが途切れないように、安定させましょう。

また、横隔膜の上下は団体によって吸うときに上がるとか、吐くときに上がるというところもあるので、あまり意識しすぎず、肋骨が上がって肩で呼吸する感じは無くすことと、腹圧が前だけになっていないかなどを気にすることが重要かと思います。

施設では、呼吸だけ行うということは時間上難しいですが、組織の硬さを取ることや姿勢によって、拡張しやすくなったりするので、姿勢をとりながらや、エクササイズしながら呼吸することにしています。

呼吸が変わらないと、何もできないというわけではないと思います。一つずつ部位をよくして全体をよくするか、全体をよくしている間に部位を改善するかでは、ないですが、私も背中(広背筋)をゆるめて呼吸しやすくなったりしているので、両方のアプローチは必要なのかと思います。そもそも、呼吸をなおす目的でくるお客様もいないので、解説に使う時間を考えると、相当肩で呼吸している人や呼吸器疾患がある方になるのかと思います。

この辺も理想と現実は難しいところですが、より良い指導ができるようにする必要はあるのかと思います。