本日は、昨日お話した「3方向の動き」や一昨日の「27 SFT Positions 」の続きを書いていきます。
まず、前回の「3面の動き」について。
図は3面の動き、前後、左右、捻る(回旋)の動きになります。
ちなみに、この動きは右足を軸として、右足から右手までの右側の前面のどれくらい動く範囲があるか(可動域)を見ている。もしくはエクササイズしています。
同様に、
・右足から右側後面の可動域
・右足内側から左側側面の可動域
・右足外側から右側側面の可動域
・右足軸の左回旋の可動域
・右足軸の右回旋の可動域
を見ています。
ここで、27 SFT Positionを全て行えれば、下半身について全てアプローチできることになるかと思います。
通常はチェックして、エクササイズを決めますが、本日は逆にRXXのポジションののスクワットを選択したのは、上の図の何が問題があったのかを考えてみます。
まず、問題は、左脚に問題があったのでは。と想定します。
理由としては、スクワットのメインで動く関節は、股関節になります。右足前にすることで、左の股関節(お尻)が大きく伸びて縮む運動になるので、左の股関節の動きの練習をする必要があったと予想し、上の図でいうと、どの動きが苦手か考えます。
・左足から左側後面の可能域→左に荷重が集中し、後方に大きな可動域と収縮が必要かも。
・左足外側から左側側面の可動域→左に重心がシフトする可動域が必要かも。
・左足軸の左回旋の可動域→骨盤が左に捻れる可動域が必要かも
という感じでしょうか。
もちろん、ちゃんとチェックをしないと分からないこともありますし、これ以外にもエラーが出ているかもしれません。。。
ちょっと難しくなってきましたので、
簡単にお伝えしたいことと言いますと、「一つの問題は、いろんな所に影響を与えているということです。」
例えば、左足軸ということは、動いているように見えるのは、右足だったり、上半身だったりするのに、その動作のエラーが出ているのは、左の股関節だったとか。
前後の動きだけかな、と思ったら他にも影響が出ている、、、など、、、カラダは繋がっているんですね。
ですので、前回お話した、
・部位別に改善していきながら、全体ができるようになるのも良し。
・全体の動きを良くしていくことで、部位も改善していくのも良し。
という流れになるかと思います。
そして、前回と今回出した図は可動域の図になっております。
別で安定性(バランス)についても図があるので、今度みていきましょう。