パワープレートトレーニングは骨の形成する-論文解説
本日は、論文について簡易的に解説や感想を書いていきます。
参考文献
Effect of 6-Month Whole Body Vibration Training on Hip Density, Muscle Strength, and Postural Control in Postmenopausal Women: A Randomized Controlled Pilot Study
juurnal of Bone and Mineral Research Vol.19(3),2004
Sabine Verschueren, Machteld Roelants,Christophe Delecluse,Stephan Swinnen,Dirk Vanderschueren & Steven Boonen,katholieke Universiteit Leuven,Belgium
こちらの文献は、結論的に閉経後の女性を対象に6ヶ月パワープレートのトレーニングをして股関節部の骨密度が増大したという論文です。
パワープレート30分に対して、比較対象は、マシントレーニング1時間と何もしていない場合になっています。種目は、パワープレートはスクワットやランジ系。マシンは、カーディオでのウォームアップ後にレッグエクステンション、レッグプレス系で共に徐々に強度や重量など上げているようです。
結果として筋力的なところなどは、トレーニングと同等の効果が出ていて、骨密度はパワープレートの方が増えていました。
ここでツッコミが入るとしたら、測っている場所と種目の違いかと思います。本当であれば、パワープレートの種目と同じフリーウエイトの種目をやるともっと比較は正確かとは思います。ただ、高齢の人や運動したことない方には非常に難しい問題で、安全性を求めると普通のクラブで行うには、この種目になるのかなと、、また、測る場所が大腿骨等じゃなくて股関節だったのも効果の差がでなかった原因かもしれません。
マシンはレッグエクステンションは股関節の稼働がないし、レッグプレスも股関節の稼働が少ないですし、膝が優位に動く人は、どうしても効果が限定的になったのではないかと思います。臀部の筋力を測ったらより明白だったかもしれません。
でも、面白いですよね。やはり使っていない動きは成長しないということかと思います。これだけやっておけば大丈夫という運動はないと、改めて感じますね。今までできた動作や人の構造的にできる動作は、たくさんやらないと衰えるってことかと思います。また、ある特定の部位だけのトレーニングの弱点でもあるかと思います。トレーナーはプラグラムバランスは考えていきたいですね。
また、運動弱者に容易に運動がスタートできるパワープレートの良さも感じますね。素晴らしい。
また、6ヶ月やればどんな運動も効果出るじゃん。。と思いがちですが、目的に合ってないとでない運動もあるということ。あとは、実際は続けられる人もあまりいない。どうしたら続けられるかというところも考えながら、トレーナーは頑張らないといけないのかもしれません。