今までトレーニング種目の解説をブログに記載してましたが、本日は、以前記載したプログラム構成についての前段階になる、スクリーニングやテストの整理について書いていきます。普段受けている方は最初に行ったテストとその後たまにするテストの内容にはなりますが、トレーニング種目が変わっていく理由なんかも分かるかと思いますが、気の向く方は閲覧してください。
まず、Lightでは、テストの時間をなるべく少なくしたいと考えています。ある程度把握して、運動に移っていきます「テストはエクササイズであり、エクササイズはテストである。」(by Gary Gray)ということで、運動しながら把握していくようなシステムとなります。調子悪ければ、レベルを下げたり、上げたりという感じでしょうか。いろんなシステムがあるのですが、似ているところや同様のことを考えているんだろうなと解釈して、Lightは下記のイメージでスクリーニングしています。海外のメディカル系のスクリーニングやテストで行っていますが、理由としては、海外はリハビリからパフォーマンスまでの移行がしっかり考えられている点です。
まず、運動の種類ということで、リハビリのような個別の部位にフォーカスした動きから、全身を使うようなパフォーマンス的な運動、そして競技などの特別な動きに対する運動があるとして、テストやスクリーニングというものが、どの辺の運動のチェックをしているのかを見ていきます。
トレーナーの方ですと、用語も分かるかと思いますが、詳細はまた別で書くとして、Lightで最初に撮影するのは、立位での全身の基本的な動作の連動性(SFMAトップティア)になります。その際に、人の構造から考える左右差などのパターンを想定しながら見ていきます(PRIパターン)。右足軸なのかな、左回旋が得意かな、、etc 左右差は、色々なシステムで見ることはできますが、(SFMAブレイクダウンの最や、3D MAPS、FMS、etc)両足揃えて、前屈、反る、捻る(多関節分節屈曲・伸展・回旋)を見て、どちらに重心が移動するか、などを見た方が分かりやすいため、両足の状態で3方向から撮影して見ています。また、見るところとしては、動くのが得意な関節(モビリティジョイント・4 big Rocks)を見て、安定性が得意な関節をみて、予測して部位的なテストを選択に移行。その後、細かい部位のテストで、問題点が本当に組織の硬さなのかというところを探っていきます。
正直、より正確にするならシステムの通りに行うことが望ましいとは思いますが、時間がかかるのは、現場で成り立たせるのは難しいのが現状です。お客様にそもそものシステムを理解してもらうのにも一苦労ということで、やりながら理解してもらったり、このような記事を利用して発信していければと思います。
話がそれましたが、問題点を探す時に全てシステムをしていないということで、予想していくわけですが、人によっては、パターンがあると思って見てしまうと、「そっちの考えによってしまうんではないですか?」と言われますが、そうかも知れませんし、そうでないかも知れません。目的が時間を短縮することなので、お店で活用するには必要と思っています。確かに予想と実際の動きの違いや、主観と客観の違いは、把握する必要があるかと思います。
さて、予想の中で色々なシステムの似ているところがあって、テストをしていますが、大きな所としては、可動性と安定性になるかと思います。安定性が得意な関節と動くのが得意な関節があって、それが交互に存在するという感じの図で海外で使われているシステム(FMS社)の図に似せてますが、、これが一番共通認識取りやすいと感じています。
股関節が動かず、腰が動く、、など。逆になる感じが多いかと思います。他のシステム(例えば3D Maps ならビックロックとして、足首、股関節、胸椎、肩)も同様にを見ていきますので、最終的にはスクワット一つくらいで分かればいいんですが、日々経験値が必要ですね。そして、予想の確認をしていく際に、テストで安定性の関節を動かないようにさせて、動くところの確認をするとく感じで進めていきます。または、自分で動かせる可動域と、トレーナーのサポートがあってできる範囲との違いなどを進めていきます。
今は、ここで左右差も把握するようにしながら進めると、答え合わせがしやすくなるので、よく左右差を聞いたりしています。理想は、全体の連動性のチェックで予想立てて、個別のテストを1回で把握できたら良いですが、なかなか難しいですね。何回か確認をお願いしているかと思います。また、テストで把握した後、エクササイズが苦手な種目をすることが多いので、それをテストと考えて、確認しながら行うのが良いのかと思っています。
ということで、よくお伺いを立ててます。毎回なんども聞きますが、率直に答えてもらえればと思います。
予想の中と答えがあっているかという内容が前回あったと思います。
まず、何を探しているかというのは、動きずらい部位があったとして、それは本当に組織が硬いのかどうか。というところになります。
肩が上がらない人がいて、「姿勢を変えたら上がる」とか、「人に上げてもらうと上がる」場合は、その部位の組織が硬い可能性が低くなってきます。
つまり、「カラダの動かし方が悪いから上がらない」となります。
動き方が悪い=「その組織が硬くなる」とも言えますし、
動き方が悪い=「その組織は動きが少ない」=「行動時の活動量が低い」とも言えます。
動き方が悪い=「変わりの部位が過剰に動いている」=「その部位だけ発達する」「疲れやすい」
動き方が悪い=、、、、、と色々付け足せそうですね。
よくある例として、
お尻をトレーニングするつもりが、「腰を使っている」「太ももを使っている」「ふくらはぎを使っている」。それは、どこかが硬いのか、過剰に頑張っている部位があるのか、調べて、それに合わせて柔らかくしたり、過剰な部位を緩めたりして、お尻のトレーニングへ向かっていく、、、という流れです。
この辺りは、左右差もあるので、右と左とを見ながら確認できれば、より効率の良い運動のプログラムができるかと思います。
そして、パワープレートがあれば、早く柔らかくしたり、新しい動作を覚えやすくしたり、日常と同じ負荷を加えていけるという、非常に有効なツールでありますし、左右差も分かりやすいですし、利用者の方も意識してご利用頂けたらと思います。