本当に健康保険は平等なのだろうか。今回は、医療と運動とお金と人生について。
日本では病気をしてクリニックで処置してもらって薬もらって、支払うお金は3割で大丈夫ですよね。(ご高齢の方やお子さんは異なりますが)あとの7割は会社と個人で折半して納めています。
天引きだとあまり意識ないですが、所得によって収める額も異なるので、一件平等にも見えます。ただ、気になるのは保険を使う回数が多い人と、少ない人がいるということですね。
多くの国民が、運動は健康に良いことを知っています。生活習慣病は運動で予防できるものが多いのも確かです。そのため、予防のため、健康のために運動施設などに行ってお金をかけて運動している人と、運動をしていない人を2つに分けるとして、
健康に対しての費用でいうと、運動しない人は病気になりやすいので、保険料をいっぱい使います。つまり、他人のお金で治療しています。
運動している人の方は病気にならないので、健康に対するお金は、運動施設への実費と、健康に投資していない人への保険料と二重に支払っていることになります。
医療サービスは平等かもしれませんが、負担は平等ではありません。
なんで、こんな話をしたかというと、路面店とうこともあり、外で立ち止まっている方とお話しする方も多いのですが、『運動の施設です』というと、残念そうにする方が多いのです。もちろん料金を気にされる方も多いです。日本のフィットネス参加率3%を痛感します。日本人の運動への価値が低いのが非常に残念でなりません。このような人達にどのように啓蒙していくかは、健康産業で働くものとして大きな課題であり、小さな会社ではありますが、少しでも多くの人に運動の価値を普及する必要があると実感します。
ひとつ言えることは、運動をしている方は、多くの投資をしているかもしれませんが、してない方と比べて、より豊かな人生を過ごしていけるということです。施設ではその価値にみあうサービスをしていく必要がありますし、運動指導者は他人の人生を変えられる仕事であることを誇りに、勉強に普及に努めていきたいと思います。